9日

　最近暑さのせいで台所に立つのを嫌がり、お弁当作りをさぼっている工藤です。

　本番9日前ということもあり稽古ラッシュな劇コバです。その合間合間に三瀬さんは通常営業、瀬野さんは三日月リリィで参加のカブフェス用の稽古、桃ちゃんは松山まつりの野球拳踊りの練習と忙しそうです。(…何気なく書き出したけど、本当に忙しそう。)

　唐突ですが、個人的に夏はあまり好きじゃないです。アイスコーヒーが美味しくて、入道雲が綺麗なことくらいしか夏の良さを感じず、暑いから汗をかいて匂いが気になるし、作った料理は傷みやすくなるし、冷房が効きすぎた部屋も居心地が悪く、お祭りといった風物詩も人混みが苦手なので楽しめない。って気持ちでした。

　ただ、日本に住んでいる限り無視できない自然現象なので、気落ちするよりはなんだかんだ楽しめることを見つけた方が有意義だな、と最近は思うようになり、今年は手持ち花火を灯り一つない暗闇で灯して写真を撮るとすごく綺麗、という発見をしました。

　劇コバにとって2年前の『いつかユークロニア』は思い入れの強い作品らしく、当時の工藤は観客側で、あれが初めて劇コバの作品に触れた瞬間でした。今回はお客様よりもまた一歩下がって見守る側に立つというのも、なんだか不思議な気分です。

　出演者が増えると勿論作品の色合いも変わっていって、今回は『ギボンの足跡』よりも確実に演劇パートが多く、今までとは違った空気感を味わえると思います。観に来て下さる方、是非楽しみにしてて下さい。